セーヴル焼 porcelaines des Sèvres

Publié le par tomoko

前回はポンパドゥール婦人についてでした。

なので今回は彼女が力を入れて貢献したものについて

お話したいと思います!!!

 

それはセーヴル焼というフランスのセーヴルで生産される磁器です。

 

 

 

 


 

どのように作られてきたのでしょうか?

 

 

 

ヨーロッパで最初の磁器は1709年にザクセン王国(今のドイツ)で発明され、

その首都マイセンを生産の拠点としました。

 

当時のフランスの大蔵大臣 オリー・ド・フリビーが技術師のデュポア兄弟を

招き、1738年にパリのヴァンセンヌに窯を構えました。

 

その後ポンパドゥール夫人が援助をし、パリとヴェルサイユの間にあるセーヴルの

町に移って王立窯となりました。

 

このようにして、セーヴルは宮廷文化の中に花開いたのです。

セーヴルは王様や貴族の日用品や、贈り物にも用いられ、

富と権力の象徴として発展していきました。

 

 

 

フランス革命のときに破壊されてしまいましたが、ナポレオン1世により再興され、

1824年に国立セーヴル陶磁器製作所がつくられて現在に至っています。

 

 

職人の数はすべての工程の職人を合わせても約100人だそうです。

そして生産量も年間わずか6000ピース前後で品質を落とさないように全力を

尽くされています。

そのほとんどがエリゼ宮や大使館などのオフィシャル用に制作されるので、

本当に希少価値が高く高価なものなのです。

 

なので、「幻の陶磁器」って呼ばれてるんです!!!

 

 

 

セーヴルのブルーは「王者の青」、ピンク色の「ローズポンパドール」と呼ばれ、

独特の美しいセーブルの色に、繊細な金彩装飾はヨーロッパ陶磁器界でも

他の追随を許さないものと見なされています。

 

 

 

 

 

ローズ・ポンパドゥール

 

 

ポンパドゥール夫人に立てられた城館を改造したフランス国立陶芸美術館で、

美しいセーヴル焼きを堪能することができますよ。

 

 

いつの日にか

こんな美しい洋食器でお茶を頂きたいわ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

Publié dans culture

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