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ルイ16世 Louis XVI

ルイ16世 Louis XVI

前回はヴェルサイユ宮殿の話で終わりました。 ヴェルサイユではいろいろなドラマを生まれました。 引き続きはあまり注目されない ルイ16世(1754年-1793年)についてです。 ルイ16世 1787 年 Antoine-François Callet (1741-1823) 言うべきもないですが、マリー・アントワネットの夫です。 彼女が本当に幸せだったのはルイ16世が立派な方だったからだと わたしは確信しています。 フランス最後の絶対君主にしてフランス最初の立憲君主です。 ルイ16世の性格は静かで感受性が強く読書家で頭脳明晰でした。...

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ロココ 建築 Rococo

ロココ 建築 Rococo

ポンパドゥール夫人の話に引き続き、前回はセーヴル焼の話でした。 今回はその時代の美術様式、ロココについてです。 ロココはバロックに続く美術様式ですね。 18世紀ルイ15世のフランス宮廷から始まり、 ヨーロッパで流行しました。 ロココはもともと岩という意味のロカイユに由来する言葉です。 バロック時代の庭園に作られた洞窟に見られる岩組みのことだったそうです。 ロココの最盛期はポンパドゥール夫人(1721年-1764年)で、ロココの女王と呼ばれた マリーアントワネットが殺される1789年のフランス革命までぐらいです。...

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セーヴル焼 porcelaines des Sèvres

セーヴル焼 porcelaines des Sèvres

前回はポンパドゥール婦人についてでした。 なので今回は彼女が力を入れて貢献したものについて お話したいと思います!!! それはセーヴル焼というフランスのセーヴルで生産される磁器です。 どのように作られてきたのでしょうか? ヨーロッパで最初の磁器は1709年にザクセン王国(今のドイツ)で発明され、 その首都マイセンを生産の拠点としました。 当時のフランスの大蔵大臣 オリー・ド・フリビーが技術師のデュポア兄弟を 招き、1738年にパリのヴァンセンヌに窯を構えました。 その後ポンパドゥール夫人が援助をし、パリとヴェルサイユの間にあるセーヴルの...

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ポンパドゥール夫人 Madame de Pompadour

ポンパドゥール夫人 Madame de Pompadour

こんにちは。 今回は日本でも有名なポンパドゥール夫人についてです。 本名はジャンヌ・アントワネット プワソン。 ポンパドゥール夫人 フランソワ・ブーシェ (1756年) 1721年銀行家の娘として生まれ平民といえどもブルジョワなので 大変高い教育を受けて育ち1741年に徴税請負人の シャルル・ギョーム ル・ノルマン・デティオールと結婚。 超一流サロンに出入りし時の一流文化人と知り合いになり交流を深める。 美人は自分が美人であると知っています。 そして狩りが好きなルイ15世の目に留まるように、王様の狩りをする森に...

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バロック美術 Baroque

バロック美術 Baroque

美術は好きですか?フランスに住んでて本当に良かったなと思うのは、 美術館やお城など訪ねることができるからです。 もちろんショッピングとかチーズにワインにお菓子とか 大好きなものはいっぱいありますが・・・ そのときの時代に生きた人物。 建築様式、美術、文学、音楽、などなど いっしょに学ぶと繋がりができて違うものが見えてくるような 気がします。 今回はバロック美術についてです。 バロック美術は16世紀末から18世紀初頭にかけて ヨーロッパに広まった美術です。 ルネサンス期の絵画における美術は均衡のある構成を理想と...

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マントノン候夫人 Marquise de Maintenon

マントノン候夫人 Marquise de Maintenon

前回はギャラントリー(趣味的恋愛)についてでした。 貴族社会は誰も彼も恋愛ゲームで暇つぶしをしていたなかにも、 慎ましやかで地味でありながらもルイ14世の愛を授かった かたもいらしたのです。 タターン! その女性はマントノン候夫人です。 マントノン夫人の肖像 1635年11月に私の住んでいる町、ニオールで フランソワーズ ドービニェが誕生しました。 なんと、出生したのはニオールのドンジョン(城砦)です。 その時代ドンジョンは監獄として使われていました。 彼女の父親、コンスタンス・ドービニェは前妻を刺殺した...

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ギャラントリー(趣味的恋愛) Galanterie

ギャラントリー(趣味的恋愛) Galanterie

以前に西欧における恋愛の原型、「騎士道恋愛」について お話ししましたが、今日はその続きです。 騎士道恋愛は不倫が根底にありながらも プラトニックな感情、悲劇的な要素を 楽しむ精神性重視でした。 しかし17世紀のブルボン王朝時代に この恋愛は発展していきました。 ちょうどサロンが確立したころです。 その頃になると恋愛は楽しむゲームの雰囲気を もつようになります。 つまりギャラントリー(趣味的恋愛)です。 ギャラントリーgalanterie の本来の意味は 「さっそうとした様子、女性に対する慇懃さ、...

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ランブイエ公爵夫人 Madame de Rambouillet

ランブイエ公爵夫人 Madame de Rambouillet

今日はカトリーヌ・ド・ヴィヴォンヌこと ランブイエ公爵夫人(1588年-1665年)です。 この女性はフランスにサロンという社交の場を産み出しました。 彼女が活躍したのは17世紀で、その時代は アンリ4世がユグノー戦争(フランスのカトリックとプロテスタントとの 宗教戦争)を終結しブルボン朝が開かれた頃です。 前回の話に出てきたカトリーヌ・ド・メディシス(アンリ2世の妻)や ディアーヌ・ド・ポワチエの後の時代に出てきた女性です。 アンリ4世は立派な王様だったのですが、その彼の兵士達が あまりにも教養がなく下品だったので、宮廷内が下卑た...

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ディアーヌ・ド・ポワチエ Dianne De Poitiers

ディアーヌ・ド・ポワチエ Dianne De Poitiers

フランスの歴史有名人女性 第2弾は ディアーヌ・ド・ポワチエ(1499-1566)です。 フランスの女性は強く、美しく、賢い。この女性は特別に美しかったようです。 やはり美しさは女性の武器ですね。しかしその武器を持ってしまうと、 その武器に固執してしまうものです。 ディアーヌはアンリ2世(1519-1559)の愛人で カトリーヌ・ド・メディシスの憎きライバルでした。 彼女が32歳の頃に12歳のアンリ2世の家庭教師となり、 アンリ2世が19歳のころから、彼の愛人になったらしいです。 彼女はアンリより20歳年上なので、その頃はすでに、...

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騎士道的恋愛  l'Amour Chevaleresque

騎士道的恋愛  l'Amour Chevaleresque

恋愛にも歴史があります。 フランスは情熱的で面白いなと思います。 その恋愛に対する情熱はどこから来るのでしょう? 西欧的恋愛のルーツは12世紀に遡るそうです。 そうです!まさしく前回お話したアリエノールのころです!!! ヨーロッパでは「恋愛は12世紀の発明」と言います。 キリスト教の影響で恋愛感情は野蛮なものとされていました。 しかし12世紀になってアリエノールもお城に 吟醸詩人をよく招いていましたし、 彼女のお祖父さん、ギヨーム9世はトゥルバドゥールと呼ばれる 吟醸詩人でした。 「トゥルバドゥール」というのは吟醸詩人なんですが、...

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