菖蒲湯
もうすぐ端午の節句ですね。
5月5日は「菖蒲〔しょうぶ〕の節句」とも言われます。
強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒(のき)につるしたり
ショウブの根や葉を入れて沸かした菖蒲湯に入ることで無病息災を願います。
(これ、私の家のお風呂じゃないですよ・・・)
その菖蒲とは、どんな植物なんでしょう?
菖蒲と花菖蒲は違うものなんですよ。
ちなみにショウブはサトイモ科ショウブ属
池のそばに生えて、高さは約70センチ。 地下茎は太く、赤みを帯びた白色で、
葉は剣状、香りがある。
扁平で葉のような茎の中に、淡黄色の小花をつけるそうです。 根茎は
漢方で健胃薬にするそうです。
花菖蒲はアヤメ科アヤメ属の多年草。だから菖蒲湯には使わないでくださいね。
そもそもショウブは昔から病気や邪気をはらう薬草として、中国では考えられて
いました。
この端午の日は春から夏への変わり目にあり、体調を崩し易いのですね。
なので、人々は長寿や健康を願って、菖蒲を用いたと中国の書物にも記されています。
でも本当に、菖蒲にはアザロンやオイゲノールという精油成分が多く含んでいるそうで、
腰痛や神経痛を和らげることが期待できるそうですよ。
根の部分には血行促進や保湿効果のある精油成分があるそうです。
独特の香りはアロマセラピー効果もあって、心身ともにリラックスもできるなんて、
菖蒲湯って素敵ではありませんか?