騎士道的恋愛  l'Amour Chevaleresque

Publié le par tomoko

 

恋愛にも歴史があります。

フランスは情熱的で面白いなと思います。

 

その恋愛に対する情熱はどこから来るのでしょう?

 

西欧的恋愛のルーツは12世紀に遡るそうです。

そうです!まさしく前回お話したアリエノールのころです!!!

 

ヨーロッパでは「恋愛は12世紀の発明」と言います。

キリスト教の影響で恋愛感情は野蛮なものとされていました。

  トゥルバドゥールの音楽

しかし12世紀になってアリエノールもお城に

吟醸詩人をよく招いていましたし、

彼女のお祖父さん、ギヨーム9世はトゥルバドゥールと呼ばれる

吟醸詩人でした。

 

「トゥルバドゥール」というのは吟醸詩人なんですが、

簡単に言うと詩人であり、作曲家で歌手ということです。

 

彼らの詩の多くは騎士道と宮廷の愛をテーマにしたものでした。

 

カトリックの影響で恋愛感情は野蛮なものと見なされていましたが、

トゥルバドゥールたちは「恋愛を新たなる価値」という概念に

仕立て上げたのです。

 

騎士が既婚した身分の高い貴婦人にささげる女性崇拝の愛・・・

報われることのない愛・・・

この愛のリターンは、女性から与えられる好意的な表現・・

 

たとえば指輪とかの宝石類を好意のしるしとして騎士にプレゼントするなどです。

三銃士にもこういうシーンを見たことがあるし、

シュレックがプリンセス・フィオナを助け出したとき、

彼女もハンカチをシュレックに好意のしるしとしてと、差し出していましたね。

  (フィオナは独身なんだけど、騎士にプレゼントをする点で・・・)

 

そして、この好意的な表現に騎士は勇気を得るのです。

 

アリエノールがポワチエでヘンリ2世と別居中だったときに

彼女のお城には沢山の騎士が集ったようですね。。。。

 

この恋愛は騎士にとって自分に試練を与え、

精神を高めていく行為で、恋のために

命を捧げるというのが美徳だったのです!

 

日本の武士道と異なりますねー。 

 

報われないところにロマンを感じたのでしょうか。

西欧の騎士は大変な奉仕者だったのですね・・・

 

つづく・・・

 

 

 

Publié dans culture

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御節介ながら、書いておきます。×吟醸詩人◎吟遊詩人 マア吟醸詩人も楽しさうですが・・・。
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