ギャラントリー(趣味的恋愛) Galanterie

Publié le par tomoko

以前に西欧における恋愛の原型、「騎士道恋愛」について

お話ししましたが、今日はその続きです。

 

騎士道恋愛は不倫が根底にありながらも

プラトニックな感情、悲劇的な要素を

楽しむ精神性重視でした。

しかし17世紀のブルボン王朝時代に

この恋愛は発展していきました。

 

ちょうどサロンが確立したころです。

 

その頃になると恋愛は楽しむゲームの雰囲気を

もつようになります。

 

 

 

つまりギャラントリー(趣味的恋愛)です。 

ギャラントリーgalanterie の本来の意味は

「さっそうとした様子、女性に対する慇懃さ、

女性へのお世辞、ラヴレター、」といった具合に

いろいろな意味で使われる言葉ですが、

 

17世紀のヨーロッパの社交界では、「上流青年

貴族たちの貴婦人に対する好ましい礼儀作法やお洒落な風俗」

という意味に使われ、この時代の一つの美意識になりました。

 

17世紀から18世紀、

女性に対する理屈抜きの崇拝が流行ったということです。

この時代はまさしく、「女の時代」でした。

 

 

  貴族の家はできるだけ拡大していけるように、地位や

財産のために女性は結婚をしなくてはいけませんでした。

結婚前の男女交際は禁じられていました。

 

しかし結婚したら娘たちは初めて一人前の貴婦人と

認められ、夫ではない男性と恋愛することを奨励?

されるようになるのです。

 

退屈で窮屈な貴族社会は貞操観念というものを社会全体で

軽視することにしたのです。

 

夫婦は広い屋敷の両端に住み、お互いの生活には

干渉することなく暮らしていたのです。

 

見えてきましたか?お互いパートナーがいたとしても、

好みの女性に男性は

「あなた様は私の唯一の女王様でございます!」

というようなことを宣伝していました。

ちょっとマゾ的・・・

 

とてもデカダンスですね。フランスは自由な恋愛の国なのも、

なんだかこの辺からきているような気がします。

 

その後ルイ14世がマントノン夫人と再婚し、地味で慎み

深い彼女の出現により、宮廷に陰りが出てきました。

 

そしてこの宮廷文化を引き継いだのがサロンだったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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